デュアルコアモータードライバーによりEV航続距離が向上...

LIN ベースの MLX81334 モータードライバーは、シリコンオンインシュレーター (SOI) CMOS プロセスに基づいて構築されており、バッテリー温度を正確に制御するためのサーマルバルブと、EV の航続距離を延ばすためのヒートポンプ冷凍ループ用の膨張バルブをサポートしています。

MLX81334 は、小型 DC、BLDC、またはステッピングモーターを駆動するための 1A 定格のシングルチップモータードライバーです。各 IC には、16 ビットアプリケーションプロセッサと個別の通信プロセッサ、4 つの FET ハーフブリッジドライバ、データ変換回路、さらに LIN またはシリアルインターフェイスを備えた組み込みマイクロコントローラが搭載されています。

MLX81334 の 64 KB オンチップメモリ (MLX81332 の 32 KB) は、高度なソフトウェアを使用するための十分な容量を提供するため、重要な校正データだけでなく、より多くの安全診断を組み込むことができます。さらに、MLX81334 は OTA アップデートをサポートします。

SOI プロセスは、5mm x 5mm 32 ピン QFN パッケージで、業界をリードする動作の堅牢性と高度な機能統合を組み合わせています。 12V および 24V の車載システムでの使用に適しています。過熱、過電流、過電圧、低電圧保護機能がすべて含まれています。

「最新世代の車両メカトロニクスには、PCB 設置面積が非常に小さい高出力駆動ハードウェアが必要です。当社の新しいシングルチップドライバーにより、電気自動車用のよりコンパクトなサーマルバルブエレクトロニクスが可能になります」と Melexis の組み込みモータードライバー製品ラインマネージャーの Marc Lambrechts 氏は述べています。「部品表を抑え、魅力的な価格/性能を維持することで、当社の自動車顧客は競争力のある熱管理システムを開発できます。さらに、当社の経験豊富なエンジニアによる技術サポートにより、初めての適切な設計を実現することができます。」